頭の中はこんなもんです。
ITコンサルの仕事 ーその1ー / 2009年11月25日
コンサルティングというと、「何やら口先でうまいこと言ってお金を巻き上げる商売」と思われることが(今も)あります。(大阪だけの事なんですかね?)
“IT”コンサルというと、さらに怪しいものと思われているのかもしれません。
僕としては、他に良い言い方がないから仕方なく「コンサル的なこと(笑)をしてます」とお話することもあるのですが、他のコンサルタントの方々がどのようなサービスをされているのか?実は僕もよく知らならたったりもします。
ここでは僕が行っている「コンサル的な仕事」の具体的な例を挙げながら一つひとつ説明したいと思います。
まず良くいただくのが、いわゆる「パソコンサポート」です。
これは厳密には「コンサル」とは違うのですが、コンサルにつながるというか、ITについて言えば深く関連することでもあるので、コンサルの中の一サービスをいう位置づけで説明します。
パソコンサポートは、「パソコンが動かなくなった」「メールが送信/受信できなくなった」「インターネットにつながらない」といった不具合が発生した際に、電話やオンサイトで(現地に出向いて)修理・復旧するお仕事です。
こういったサポートは、スポットとフラットの2つの形態に分けることができます。
スポットとは、その不具合が発生した時だけ、1回ごとに費用をいただく形態です。
対してフラットとは、あらかじめ月額いくらといった金額を決めておいて、不具合の発生の有無にかかわらず費用をいただく形態です。
スポット形態のメリットは、不具合が発生しない間は費用もいらない。という点が一番大きいと思います。
逆にデメリットとしては、サポートに対応する側が、お客様のパソコンの利用状況がわからないまま対応することが多いという点です。
利用状況がわからないまま対応するとなると、不具合の発生原因を突き止めるまでの時間が大きくなったり(つまり費用も高くなります)、会社のネットワーック内のパソコンだったりするとネットワークやシステムに悪影響を及ぼす対策をとってしまうリスクも発生します。
では、フラット形態の場合はどうでしょうか?
フラット形態のデメリットは、スポットとは逆で、不具合がなくても費用が発生するという点が一番大きいと思います。
しかし、フラット形態のメリットとしては、そのユーザーの環境をわかっている状態で対応にあたるので、原因の特定や対策が早い(つまり、不具合からの復旧が早い)事があげられます。
また、サポートする側も頻繁に不具合が発生することは望みませんから、対策時に不具合が発生しないような仕掛けやアドバイスを行うものです。それによって、再び不具合が発生する頻度は低くなることが期待できます。
上記のような点から、パソコンサポート=不具合への対応でのスポットとフラット形態の違いを挙げてみました。
いずれの形態が望ましいのかは、対象となるパソコンの台数や、ユーザーのスキル、パソコンを使う業務の緊急度・重要度などから選択するのが良いかと思います。
次回は、フラット形態について、さらに詳しく(というか、本来のコンサルティングの)内容に迫ってみたいと思います。
男の更年期:その2 / 2009年11月24日
先日、男の更年期について書いたのですが、日経ビジネスの今週号に症状の具体例が書かれていました。
うむ。何ともタイムリー。
それを読んでびっくり!?
当てはまってるものがあるのです・・・。
そのまま放置すると、糖尿病や高血圧、メタボの発症原因になるのだとか。
さらには、「寿命そのものをかなり短くするという医学データまである」と、恐ろしい記述が。。。
個人差が大きいので、医師の診断も難しいらしい。
また、男性の場合は、女性のそれに比べて、ホルモンバランスよりもストレスが原因であることが多いとも書かれてある。
ふむ。やっぱり毎日の仕事を楽しくやっつけるのが一番良いようですな。
コンテストの結果 /
先日、コンテストに出品しましたと紹介させていただいた、あのコンテストの結果が発表されました。
はたして僕の出品したソフトは・・・?
残念ながら「次点」と言うことで、優勝はおろか入選も逃してしまいました。
むむむ、、、。残念。
汎用性と、応用開発を前提にしたことで、ソフトとしての完成度が低いと評価されたのでしょうか?反省です。
現在、審査員による詳細評価が行われているとのことなので、その結果を見て、次期開発に活かしたいと思います。
このソフトのついてもそうなのですが、「こんな事で困ってるんだよね」とか、「こんなしくみがあれば便利なのに・・・」といった、ほんの些細なことから開発することがままあります。
で、そういう小さな声を反映したソフトが、実はすごく業務効率をアップできちゃうものだったりします。
ソフト開発は高いとか、かえって手間がかかるとか、いろいろ先入観はあるとは思いますが、実際に作ってみるとその効果は歴然!コストパフォーマンスは高いものです。
相談するだけなら費用もかからないわけですし、ここは一度、「こんな事で困ってるんだよね」という声を、聞かせてくださいまし。
何らかの解決につながるアイデアを、ひねり出しますから。
入出荷予定を見える化する在庫管理ソフト / 2009年11月18日
僕が受けるシステム開発案件はいわゆる受託開発で、汎用性がほとんどないものばかりなのですが、今回お客様から伺った相談内容が「これって結構困ってる人が多いんじゃないか?」と思われる内容だったので、汎用的なところだけを切り出して、サンプルプログラムを作ってみました。
で、それだけでは誰にもみてもらえないので、コンテストに出品していますので、ぜひ一度お試しいただければ、とご紹介させていただきます。
出店している先は、「マイコミジャーナル ファイルメーカー選手権」のビジネス部門。(以下のURLからたどれます)
http://contest.journal.mycom.co.jp/?cat=27&cattype=allworks&order=new§ion=38
僕が出品しているのは、「サキヨミ在庫管理」という在庫管理データベースソフトです。
このデータベースの特徴としては、以下のようなところが挙げられると思います。
・販売する”商品”と、仕入する”商材”を分けて考える
・商品は商材が組合わさったものと考える
・販売(出荷)は商品ベースで管理する
・仕入(入荷)は商材ベースで管理する
・在庫数は商材の数を管理する
・受注=出荷予定の確定、と考える
と言ったところでしょうか。
一言で言えば、「先日付の商品入出荷予定を、商材の在庫数とヒモ付けして管理する事で、入荷/出荷の予定を見える化して、無駄な在庫を持たないように/在庫切れで商機を逃す事のないようにしましょう」というものです。
「サキヨミ在庫管理」のページから、プログラムがダウンロードできるようになっていますので、ぜひともダウンロードして試してみてください。
ファイルメーカーというソフトを使うのですが、お持ちでない方には無料お試し版もありますので、そちらをダウンロードする事で実際に触ってみることができます。
無料お試し版はこちらから(http://www.filemaker.co.jp/try_now/index.html?ovmkt=CA9A75F3BA974CCF887CE3C389CC9649)
また、これは一般のお試しユーザーの方の投票もコンテストに影響するようですので、試していただいて気に入っていただければ、「サキヨミ在庫管理」に清き1票をご投票願います。
「パソコンや携帯がない生活は想像もできない」といった言葉を、最近よく目にします。
自分自身の生活を考えても(まぁ、ホームページ制作やシステム開発を仕事にしてるんだから当然ですが・・・)これがない世の中なんて考えられません。
んが、しかし、、。
そういう言葉は、結構偏ったところ(ネット上や若い人向けのメディア)だけの事なのかなぁ?と思ったりもします。
僕の両親は未だに携帯も持っていませんし、パソコンは老人会のパソコンクラブに入った時に購入はしましたが、日頃使う事もなく、いつの間にか孫のおもちゃになってしまいました。
仕事の場面でもパソコンの使用状況をみると、確かにパソコンは使われて入るのですが、電卓片手にエクセルを入力していたり、手書きの挨拶状をワードで打ち直していたり・・・。
結局、紙に印刷するための清書するためだけの道具としてしか活用できていない事も多いように思います。
やれSaaSだ、クラウドだ、と情報があふれかえり、新しいサービスがどんどん出てきている現在でも、です。
そういう(僕たちから見て)活用できていないと見える人たちにとっては、ITなんて関係ない事なんでしょうかね?
必要ないから興味もないし、ましてやそこにお金や時間をかける気もないって事なんでしょうか?
僕は、パソコンに出会った時に「これはすごい!」「便利だ!」「世界が変わるくらいの影響力がある!」ってすごく感動して、このすごいものを他の人にも伝えたい!この便利なものでみんなを元気にしたい!と、この世界に入ったわけですけど、そんな思いはそういう「関係ない」と思ってる人たちにとっては、それこそ大きなお世話なんですかね?
「それをパソコンでやれば便利になりますよ」「こう使えばもっと楽にできますよ」と、アドバイスしてお手伝いして、相手が便利になって喜んでもらって、それが商売として食べていけたらいいな、って思ってたのは求められてる事じゃないんですかね?
なぁんて、弱気なことを書いてますが、愚痴を言いたいのじゃないんです。
活用できてないように見える人たちが悪い、と言ってるんでももちろんありません。
多分、何かが足りないのだろうな、と。
彼らに提供すべき何かを、僕が用意できていないのだろうな、と思うわけです。
問題は、その提供すべきものは何か?用意できていないものは何か?がわかっていない事なんですな。
それが何かがわかったとき、ITという言葉もなくなるくらいに誰もがみんな使うものになるのだろうな。。。
できればその何かを、僕が見つけて提供していきたいと思うのです。
そんな思案を巡らせつつ、お客様からいただいた「便利になったわぁ」「今までが嘘みたい」「ありがとう」の言葉を励みに、今日もキーボードをたたくのでありました。
月に2回しかオープンしないケーキ&雑貨屋さん / 2009年11月17日
僕が住んでいる岸和田市に、月のうち2日間しか開店しないケーキ&雑貨のお店があるとの情報を仕入れ、先日の日曜日がちょうどそのオープン日だったので行ってきました。
ガレージを使ったお店という事だったのですが、はたして店についてみるとその通り、普通の貸ガレージ2つを使ったお店でした。
お店では、手作り雑貨と、古着、そしてスコーンやスイートポテトなどのケーキが売られています。
僕はスコーンをいただいたのですが、素朴な味わいでとても美味しかったです。
そして、手作り感いっぱいの雑貨も、懐かしいような暖かみがあって、デザインもファニーなものが多く、ひとつ購入してしまいました。
驚かされるのは、ひっきりなしにお客さんがやってくること。
月2日だけのオープンを、心待ちにしてお店にやってくるお客さんがこんなにいるなんて、驚きです。
一人ひとりのお客さんと会話を交わしながら対応する店員さんも、そりゃやりがいがある事でしょうね。
小売り業が不振だ、とはよく言われますが、産業としてどうかではなくてこうした小さな商売がお店の人の生活を支え、お客さんの生活を潤してるというのはなんだか素敵だな、と思うのでした。
ウィキペディアによると、「フェアトレード」とは、”発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することを通じ、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す運動である。オルタナティブ・トレード(Alternative Trade)とも言う。”と、いう事だそうです。
これ自体に全然異論があるわけではないですし、自分が買い物をする際にも選べる選択肢があるのならフェアトレードされたものを購入したいと思います。
で、何が引っかかっているかというと、「なぜ対象が”立場の弱い途上国”の生産者や労働者」なのか?と言う事です。
国内を見ても大企業による下請けいじめ(いじめとまで言わなくてもしわ寄せ)や第一次産業の従事者、派遣社員など、社会的な弱者の問題は顕在化してきています。
立場の弱い途上国の生産者/労働者と、国内の立場の弱い生産者/労働者を同列に扱う事はお門違いなのかもしれませんが、同じ目線で見る必要はあるように思います。
自分が何を選んで購入しているのか?については、もっと意識する事も必要な気がするのでした。
経済は動いてるぞ /
新聞やテレビのニュースでは、不景気だ不景気だと気がめいるような事ばかりが強調されていますが、周りを見るとどっこい皆さん頑張ってはります。
僕の会社の事務所は、大阪中でもアジアンテイスト度ちょっと高めの京橋にあるのですが、最近お店の改装が増えています。
もちろんお店が(おそらく潰れて)入れ替わる事も頻繁ではあるのですが、入れ替わりではなくて、「改装」するお店が増えているようなのです。
少し前には餃子の王将さんが改装し、続いて洋菓子のタカラブネさんドラッグストアくすりのアカカベさんと続き、現在コンビニのam/pmさんが改装しています。
チェーン店だけでなく、立ち食いうどんのお店やお弁当/お惣菜屋さんも次々改装を行っています。
大企業ではリストラでこの百年に一度の危機を乗り切ろうとされていますが、リストラするにも切るところがない中小企業では攻めるしかないわけで、したたかに時勢を読みながら改装という攻めに出たのだろうと思います。
僕自身も、改装工事を横目で見ながら、元気をもらって頑張ろうと思うのでした。
素人の政策提言? / 2009年11月13日
週末、高速道路がどこまで使っても1,000円という施策の効果がちらほら報告されるようになりました。
都市部よりも郊外(一言でいえば田舎の事でしょうが)に経済的な好影響が見られる。と言った報告が多いようです。
この政策のためにどれだけの予算が使われて、経済効果がどの程度で、それが適切なのかどうか?は、僕にはさっぱり分かりはしないのですが、この政策をあまり肯定的には見る事ができません。
ETCの仕組み自体が道路族の天下り先臭くて信用できない事が一つ。
そして何より、何で高速道路だけが対象なのか?という疑問があるからです。
日本国内の人の動きを活発にして、経済を刺激しよう!と言うのなら、高速道路に限らずすべての公共交通機関を対象にしてみたらどうだろう?
個人の旅行や企業の商談などで長距離を移動する事が控えられている現在、人が動けばお金が落ちると言うのなら、もっと大胆に人を動かす政策を実行していいのじゃないか?と思うのです。
例えば、日本国内どこまで鉄道に乗っても、飛行機に乗っても、最大x,000円でOKみたいな。。。
(一律 50%OFF とかでもいいかも知れない)
東京/大阪間の新幹線の運賃が3,000円になったり、沖縄/札幌間の飛行機運賃を5000円にしちゃえば、その経済効果は高速道路の低料金化の比ではないと思うのです。
実際の料金との差額は国費で負担する事になるので、もちろん予算も大きくなるけれど、鉄道会社も航空会社も、乗車率は大幅にアップする事が目込まれわけで、そのことによる収益の改善から運輸関連企業からの税収も格段に大きくなる事が期待できるんじゃないの?
うまく行けば、投入した金額の何割かはそれらの企業からの税収で帰ってくるかもしれない。
さらにホテルや旅館、観光地、会議やイベント施設、飲食業など、波及効果はそれはそれは広いものがあるように思うし、今の高速道路料金の政策は、都会→地方への人の流れを作っているようだけれど、対象を公共交通機関全般に広げると、地方→都会、地方→地方への人の流れも大きくできるのじゃないだろうか?
仕組みを考えても、高速道路のETCにあたる個別の利用状況の掌握には、SUICAやICOCA、PITAPAなどのICチップ搭載カードの利用を前提に考えられると無理な事ではないはず。(飛行機やフェリーは難しいのかな?)
結構現実的に考えられる政策だと思うのだけれどなぁ。
でもこれじゃ社会主義国家みたいになっちゃうのかな?
あと、この政策の問題点としては、「止める時が難しい。」事だと思う。
いきなりやめちゃうと、めちゃくちゃ混乱しそう。
これは高速道路の1,000円乗り放題も同じ事だろうけど。
男の更年期? / 2009年11月9日
男にも更年期があるという話は最近よく聞く事なのですが、どういった状況になると更年期と言えるんでしょうか?
知り合いの女性(同世代で既婚)が言うには、「最近、旦那と話していると旦那がすぐに切れる。」「被害妄想のようにすねる。」と。
これは「男の更年期障害からくるのではないか?」という疑いを持っているのだそうです。
ん〜。
僕は彼女の旦那さんを知っているわけではないし、彼の方を持つ理由もないのですが・・・。
思えば最近、僕自身も家族に対してきつい言葉を吐いてしまうことがあります。
妻にしてみると、「最近すぐ切れる」と思ってるみたい。
だとすると、うちの奥さんも僕の事を「更年期だ。」と思ってる可能性はあるかも知れない。
んが、しかし。これを更年期と言われると少々つらいものはある。
だって、こっちが切れるのは「それはないやろ〜」と思う理由がそれなりにあるからなのだから。
で、何に対して「それはないやろう〜」と思うのかというと、”夫婦のルール”違反だろ!と思うことがあるからなのです。
もちろん明文化されたルールがあるわけでもないので、勝手な思い込みではあるのだけれど。
今まで積み上げてきた(と思っている)ルールをないがしろにされたような気になって切れたように振る舞ってしまうのですな。
ちょうど僕らの年代は、子どもが育って、親としての役割が変わってきたところだと思うのだけれど、その変化のペースとか変化の中身とかが、男親と女親で微妙にズレがある事から、お互いの距離感に違和感を感じていて、それを相手のせいだと思った時に、「更年期」と片付けてしまってるんじゃないだろうか?
根拠があるわけじゃないけど、何となくそう思うのでした。