頭の中はこんなもんです。


立川談志著 談志楽屋噺を読む

初版が昭和62年だから23年前。1990年1月とあとがきにあるの文庫化されてすでに20年の本ということになる。

落語は好き(な方)だし、落語家さんの名前や芸風も知っている方だとは思うけれど、この本に名前が出ている落語家さんや芸人さんで知っているのは半分にも満たないだろう。

それでもおもしろい。
笑わせられる、ほろりとさせられる。
どんな高座だったのか?芸だったのか??想像力をかき立てられる。
情けない人間として、立派な芸人として、愛おしさのような親しみを感じてしまう。
そんな名人芸を見続けてきた談志さんをうらやましく思う。

江戸前の落語は生で聞いたことがないのだけれど、談志さんは生で見てみたいなぁ。

と、考えていたら、談志さんが引退会見をしたとテレビで流れていた。
いやいや、僕が見るまでは辞めないでくださいな。

談志楽屋噺 (文春文庫)

著者/訳者:立川 談志

出版社:文藝春秋( 1990-03 )

文庫 ( 314 ページ )


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訳者解説

以前のこのブログでも取り上げた事がある著者;山形浩生氏の新作(?)です。

なぜ(?)がつくかと言うと、この本の中身は著者が翻訳に携わった既刊本の解説部分だけをまとめた物だから。

翻訳者の解説文だけで一つの独立した読み物として成り立つのか?という危惧は当然あるのですが、これがなかなかどうして面白い物になっています。

「本編よりも雄弁な”解説”」という帯のコピーに偽りはありません。

原著の著者の発する言葉や、思いや、その思考に至るまでの過程にまで思いを馳せている山形氏の真摯な態度に好感が持てます。

また、原著の著者に対する思いだけでなく、読者に対しても”伝えたい”、”伝わってほしい”という強い思いが、彼の解説からはびしびし伝わってきます。

言葉遣いが横柄だったり、例が常識はずれだったりするところが読者の鼻につくことがあるのだとは思いますが、「一読の価値あり」の本だと思います。

訳者解説 -新教養主義宣言リターンズ- (木星叢書)

著者/訳者:山形 浩生

出版社:バジリコ( 2009-10-17 )

単行本(ソフトカバー) ( 364 ページ )


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