2009.05.15

クリエイティブな仕事をしよう

芸術はわからない、と言いつつまたも芸術の話題がですが。。。

先週水曜日(5月6日)の日経新聞夕刊文化欄で、アートディレクタ;佐藤可士和さんが「革新的アーティスト十選」の第1回にデュジャンの「泉」を取り上げていました。

この作品の写真は見たことはあったのだけれど、作品のタイトルも何を表しているのかも知らないでいたのですが、佐藤さんの文章を読んで納得させられました。

作品のタイトルは「泉」。男性用便器をひっくり返して、その排水の穴の模様を泉に見立てているのだとか。なるほどぉ〜。目からウロコです。

この作品のすごいところは、ただ便器をひっくり返してみせて、それに意味付けした”だけ”なところ。いわゆる「創造」や「制作」という”作るという行為”を何もせずに、新しい価値や意味を示したことにあるようです。
「作る」という行為をせずに、クリエイティブな仕事をやってのけたのですなぁ。。。すごい。

同じようなことはビジネスの世界にもあります。
ピーター・F・ドラッカーが、例に出しているのですが、とある家電販売の営業マンが冷蔵庫の販路拡大を考えていた時に、思い当たったのがエスキモーに冷蔵庫を売るということ。

冷蔵庫の中よりも寒いところに住んでいるエスキモーにどうやって冷蔵庫を売るんだ?そもそも寒いんだから必要ないじゃないか?と考えてしまうところを、彼は「保温用の機械」として、販売したのだそうです。

エスキモーの人たちが住んでいる寒冷地では、”普通に”物を置いておくと、カチンコチンに凍ってしまいます、そこで、冷蔵庫にものを入れておくと10℃前後に「保温」されて凍結しない。この「凍結しない」という機能を売って成功を収めたそうです。

彼は、新製品を企画したわけでもなく、製造したのでもなく、新しい価値(使用方法)と市場をクリエートしたといえるのではないでしょうか?

クリエイティブな仕事というと、何かとデザインしたり絵を描いたりといったことばかりだと思いがちですが、本当はそういう事だけではなくてもクリエイティ ブな仕事はできるのですね。と、いうより、そういうものを作らないクリエイティブな仕事こそがが求められているんじゃないか?と思うのでした。

2009.05.04

忌野清志郎さんがなくなりました。

ロックシンガーの忌野清志郎さんがなくなって、テレビなどのマスコミでは、各局トップニュース扱いで報道されています。

僕個人的にもすごく大好きなヴォーカルだったので、ニュースで流される歌声を聴くだけで、涙があふれてしまいそうになります。

テレビでの取り上げられ方を見ただけでも、ポップシンガーとしてすごかったんだなぁと改めて感じさせられます。
が、その取り上げられ方の大きさに、違和感を感じてしまっているところもあります。

その違和感というのは、いずれの局/番組でも、こぞって清志郎さんの功績を絶賛していることです。
追悼報道なのだから当然なのかも知れませんが、清志郎さんにはそのメッセージ性から放送禁止となった曲がたくさんあります。
放送禁止として自らの媒体では扱わなかったミュージシャンを、亡くなったからといって、功績をたたえて絶賛するというのは、どういうことやねん!?
と、思ってしまうのです。

何を良いと考えるのか?何が美しいと考えるのか?何が正しいと考えるのか?は、やはり自分自身がもっと広い視野と、多くの経験と、体験を通じて、判断できるようになりたいものだ。と思います。(マスコミや他人の評価に惑わされることなく・・・。)

2009.04.02

プリンシプルのない日本

白洲次郎の「プリンシプルのない日本」を読んでいます。

スーパーヒーローのような描き方をされることの多い著者なのですで、ぜひ一度、本人の書いた言葉を読んでみたいと思って読み始めました。

文中にも何度も出てくるのですが、この本の中では、常に怒っておられます。
政治家に対して、官僚に対して、企業家に対して、そして、参政権を持つ国民に対して。
その怒りの根源は、民主主義という国の成り立ちの原則(プリンシプル)に反するそれぞれの節操のない行動に対するいらだちのように感じられます。

そして何より驚かされるのは、50年以上も前に描かれた文章であるにも関わらず、まるで昨日書かれた文章のように今の私たちにも当てはまる事柄ばかりな事です。

このことを、「日本人ってそういうものなんだよ」と受け取るのか?「だから今の日本がこうなんだよ」と読むのか?「今の日本が誤っているのはここなんだ」と読むのか?読者が試されているように思います。

プリンシプルのない日本 (新潮文庫)
著者/訳者:白洲 次郎
出版社:新潮社( 2006-05 )
定価:¥ 500
文庫
ISBN-10 : 4101288712
ISBN-13 : 9784101288710

2009.02.03

芸術って難しい

最近、ゴヤが描いたとされていた「巨人」が、実は、彼の筆によるものではなかった。ということが話題になっています。

2月2日の日経新聞の夕刊でも取り上げられていたのですが、
こういう(本当の作者は違った)ことは、これまでにもまま
あったことだそうです。

僕がおもしろいと思ったのは、その作者が別人だったという
ことによって、落胆したり(おそらくその絵の所有者か高く
評価していた人なのでしょう)、鑑定結果自体を受け入れよ
うとしない人までがいるということです。

これって、「絵そのものを評価しているのではない」という
ことですよね?

そりゃ、作者自体がブランド化しているのはわかるのですが、
絵そのものがそこにあって、その絵がすばらしいものであれば、
作者が誰であれ、その絵の評価が変わることはないように思う
のですが・・・。

もちろん、知識として、作者に関する事柄を詳細に知っている
ことはすばらしいことだとは思います。

が、純粋に絵を視る目を養うことが重要なんじゃないか?と
思うのでした。

中小企業のシステムの導入事例を見に行く会 のレポート

2009年1月27日に開催した
「中小企業のシステムの導入事例を見に行く会」に
ご参加下さった方が、レポートを公表してくれました。

具体的な効果や経費削減額が公表されているわけでは
ありませんが、システム導入時の注意点や、開発会社
との関わり方など、参考になる点もあろうかと思いま
すので、下記のURLから、ぜひご覧下さい。

http://bmb.oidc.jp/article.php/20090130140427875

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神下 篤 Atsushi Kamishita
mailto:kamishita@portal-dev.info

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