頭の中はこんなもんです。


今日のお題「花は咲く by ウィーン少年合唱団 を探せ」 / 2013年7月11日

今日のお題は、ウィーン少年合唱団が歌う「花は咲く」の”CD”を探せ!

NHKの復興支援キャンペーンのテーマ曲なんですかね?

「それを手に入れたいのだけれど、CDショップに行っても置いてない。
YouTubeにあったので、それをダウンロードして保存するのが良いか?」
という問い合わせが…。

そりゃまぁ、YouTubeの音源データを取れないことはないですけど…

で、Google先生に聞いてみると、あっけなくすぐに見つかりました。CDの販売情報。

「検索しても見つからない」という声はよくいただくのです。
んが、しかし、僕が検索してみると、すぐ見つけられることが結構な確率で起こります。

「パソコンが苦手だ」「ITはわからん」という方に限って、この”ネット検索”がどうも苦手な感じがしてます。(統計とったわけでもないけど)

というか、ネットで検索しても期待した結果が得られなくて、「こんなもん使い物にならん」「私にはできない」となって、パソコンへの苦手意識やITへの関わりを拒絶する方向に行ってしまってるのではないか?とも考えるわけです。

このお客さんもYouTubeの画像は見つけられてるのに、CDが売られてる情報は見つけられなかったわけで…、決してキーボードが使えないわけでもマウス操作がおぼつかないわけでもないのにです。

何でそんなことが起こるのかなぁ?何で見つけられないのかな?と考えるのですが、その理由/原因が思い当たらない。

キーワードが不適切???
ほんの2〜3の言葉を選ぶだけのことなのに、そんなに違った結果になるのかなぁ?わからん…。

この、「パソコンが苦手だ」「ITはわからん」という方の検索キーワードのパターン解析をして、検索サービスを提供したら、Googleをやっつけることもできちゃうかもね(笑)

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今日のお題「ファイルを共有したい」 / 2013年6月27日

クライアントから「ファイル共有をしたいんだけど、どういう方法がいい?」というお題をいただいた。
こちらのクライアントでは、既に社内のネットワークに共有フォルダを設定してあるので、それだけでは要件を満たせない事態になっているようだ。

詳しく聞いてみると、要件は以下の7点にまとめることができる。

現状の問題点や要望
1:社外からアクセスできない ➡ 社外からもアクセスしたい
2:共有しているファイルが更新された際に、関係者に通知したい
3:関係者が、共有ファイルを追加/更新できるようにしたい
4:誰が、いつ、ファイルを更新したのかわかるようにしておきたい
5:ファイルにアクセスできる人(関係者)の制限は、社長が管理できるようにしたい
6:社員以外の関係者とも共有したい
7:設備投資や運用にはできるだけ費用をかけたくない

「社外からのアクセス」を考えると、Webベースのファイル共有サービスが妥当だろう。(できるだけ設備投資とかは避けたいし)
「通知」機能は、メールで通知される事が望ましい。(ガラケーを使っている社員さんもいるし、社外の人の環境はわからないし)
などなどを勘案して、グループウェアのサイボウズLiveをオススメし、テスト導入してもらった。

サイボウズLiveだと、グループメンバー200人まで無料で使えるしね(^_^)

現在、とりあえず社内プロジェクトのメンバー招集まではたった半日でに進行。(ここまでは非常にスムーズ(^_^)v)
これから実際の運用テストに入ります。
うまく進めばいいんだけど・・・。

気がかりな点としては、共有ファイルの取り扱いについて。
ファイルの閲覧や編集には、一旦自分のパソコンにダウンロードしないといけないこと。
編集したファイルを新たに共有したい時には、元のファイルに対して上書きアップロードしないといけないんだけど、これがややこしいと混乱しないかなぁ?と、心配。

そんな混乱を避けたいなら、共有ファイルをオンライン上で上書き編集できるサービスがいいのだけど、それはそれでちと問題もある。

例えば、Google Docs の場合、オンラインでスプレッドシートや文章を作ったり編集したりできるのだけど、各自が Google アカウントを持ってなくちゃダメだし、社外の人もいるので Google Business で一括管理とも行かない。
また、ローカルで作ったエクセルやワードのファイルについては、ダウンロードしてから編集することに変わりがない。
社内の作業環境全体を見直さないといけないので、大変なんだよな。

できるだけ現状の仕事環境に影響がない形で、グループウェアを導入するという意味では、サイボウズLive、いいんじゃないかと考えてます。

あとは、定着するか?ですね。
実はこれが一番のハードルで・・・。

「できるだけ現状の仕事環境に影響がない形で」導入したということは、グループウェアを使わなくても今まで通りの仕事のやり方ができてしまうということ。

グループウェアを使わない日ができてきたり、使わないメンバーが現れ始めると、共有されている情報が古いままになっていたり、古いファイルが最新版として共有されるという事態が発生して、メンバーのグループウェアに対する信頼がなくなって、さらに誰も使わなくなる・・・。という悪循環。悪夢のサイクルに入ってしまいます。

一度こうなると、仕切り直そうと声をかけても、グループウェアを変えてみても、そもそもの信頼を失っているのでなかなか軌道修正は難しく、経験的には不可能に近い。

ですので、グループウェアは評価テストが終わったら、一発勝負と思って使い倒すこと!
特にリーダーは、「グループウェアには最新の正確な情報がある。」ということを担保することが重要です。

自分自身も、気をつけたいものです。はい。

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やっぱり日本語はITには向かない? / 2013年6月22日

先日、日本語版ハフィントンポストで「“俺”ではなく”俺たち”を自慢する日本人」という記事を見つけた。

記事自体の趣旨とは違ったのでけれど、下記の一文を読んで、なるほどなという妙な納得感を感じた。

「あらゆる出来事をネガティブにとらえてしまうのがうつ病だとされていましたが、最新の研究では、彼らの自己認識は正確すぎてポジティブな勘違いができないのだと考えられるようになりました。」

統計的にどうなのかはよくわからないけど、IT業界(特にプログラマなど)にうつ病になる人が多いと聞く。
その原因について、「IT関連の人間にはオタクが多く、すなわち一般的なコミュニケーション能力に問題があり、引きこもりがちな性格からうつ病になるのだ。」的な評価というか判断を耳にすることがあるのだが、やっぱりどうも違うように感じていた。
その「どうも違う」と感じる理由がこの記事を読んでわかった気がしたのだ。

プログラミングという作業は、モノやコトを一つずつ事細かく”定義”して、それぞれが間違いなく正確にコンピュータが処理できるように、ToDoリストを作る作業だ。

モノの定義、コトの定義によってプログラム異なる。当たり前のことだ。

プログラムの開発は、その最初の段階で必ず要件定義というのをやる。
何を作ろうとしているのか?どういう動作をして欲しいのか?というのを、プログラムを作って欲しい側と実際に作る側の間で確認するのだ。

プログラマはそこで決められた定義に基づいてプログラムを書いて行くのだけれど、この段階で問題が発生する。
定義があやふやなのだ。

定義書に基づいて、その通り作ったにもかかわらず、「いや、そこはそうじゃなくて、こういう意味だよ」なんて言われて修正することはしょっちゅう起こる。
その度にプログラマの作業は増える。しかし納期は変わらない。
開発費だって上乗せされることもない。

プログラマからすると、「打ち合わせで、こう定義したことは確認済みだろ。」「自分は定義通りに間違いなく仕事をしてる。」「クライアントの意向が第一なのはわかってる。」「でも、しわ寄せは全部自分に覆いかぶさってくる。」と言う思いがたまる。

はたして、プログラマはうつ病に追い込まれて行くのだ。

定義書が不十分だった?
勿論それもある。
でもそれだけではないように思う。

  • 「そこんとこ、うまくやっておいて」と言う日本人のコミュニケーションのやり方。
  • そしてもう一つは、日本語という言語が物事を正確に定義するには向かない言語だということ。

これら二つのことが、プログラマをはじめとするIT業界人間をうつ病に追い込んでいるのではないか、と僕には思われるのだ。

プログラムする上で、言葉の定義はとても重要で、繊細なものだ。
そういう意味でプログラマは言葉に関してとても敏感な人たちだと言える。

そんな言葉に敏感なプログラマが、定義のあやふやな日本語の世界で(ましてやプログラミングというものに対して、一般的な理解の低い社会において)仕事をするということは、孤立しやすく、理解もされず、うつ病に追い込まれるのは当然のように思われる。

彼らのコミュニケーション能力に問題があるのではない。
いい加減な(「心ない」と言ってもいい)対応や言葉が、彼らを苦しめ、追い詰めているのだ。

デジタルデバイドという言葉があるが、一般的にはITの知識のない者の不利益を問題視しているようだ。
でも、その知識の格差がITのスキルを持っている者を苦しめている現実もあるように思う。

すべての人がプログラミングなどの知識を身につける必要があるとは思っていない。
でも、わからないなりに従事者を慮っていただきたいとも思う。

そして僕は、このITのスキルや知識の有無のギャップを埋める何かを考え出したい。

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機器更新の理由はさまざま / 2013年6月20日

iPhone4S ユーザーの友人から、「今時(iPhone)5を買うのってどうかな?次の(5S?)を待った方がいい?」という相談を受けた。
次の機種を待ったとしても数ヶ月。それに彼女はiPhoneを買ってまだ2年の機種代金の支払いが終わっていないはず。何をそんなに慌てているのか?と、その理由を聞いてびっくらこいた。

「iPhone4用のケースって、最近はもうあんまり売ってないのよねぇ〜。カワイイと思えるのもないから、iPhoneごと変えちゃおうかと思って…。」

だ、そうな。
すごい。
何がすごいのか、よくわからないのだけど、凄すぎる。

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中小零細企業のIT化が進まない理由 その3 / 2013年3月24日

前回このブログを更新してから、早いもので1年以上経ってしまってます。
いやはや、月日が流れるのは早い…。

その前回の記事から1年経って、中小零細企業のIT化が進まない理由というのはもっと単純なことではないか?と考えるようになった。
これを言ってしまうと身も蓋もないのだけれど、IT化など本気でやる気はさらさらないのだ。

必要とされていない理由は、いろいろと考えることができる。
まず、ITで実現したい姿を経営層がイメージできていない。
そもそもITで何が実現できるのか?がわかっていないのだから無理からぬことではある。

そして、経営層に自分の問題だという当事者意識もないように感じられる。
未だに「私はアナログ人間なので…」などとのたまう人が多数いらっしゃるのは、その現れではないか?と思う。

今の多くの経営層の方々にとっては、何ができるのかわからないに、結構な予算をかけて、自分が新たに勉強しないといけないモノをわざわざ導入しようというモチベーションが高くなるわけがないのである。

海外ではどうなのか知らないが、これはやはり経営層にキーボードに慣れていない高齢者が多いことが関係しているように思える。

こう書いてしまうと、ITに投資をしない経営者がよろしくない。バカだと言ってるように聞こえてしまうかも知れないが、決してそんなことはない。
その企業が日々の業務に支障なく、経営できているのであれば、必要のないものには投資しないというのは至極まっとうな経営判断だと言える。

問題は、ITに関わる自分自身が、IT投資をしない企業に打ち勝つだけの力を、IT化によって提供することができていないことなのだ。

IT投資をしない企業に対して、絶対的な差をつけるような価値を開発者は生み出さないといけないのだと思うのです。
もっともっと頭を使え、もっともっと手を動かせ、自分。

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中小零細企業のIT化が進まない理由 その2 / 2012年2月10日

先日「中小零細企業のIT化が進まない理由」というブログを書いたあとテレビを見ていると、NTT西日本が伊武さんのCMニューバージョン「それっきりIT編」が流れているじゃぁあ~りませんか。

設定は、ITを導入して5年が経過した中小企業。
社長はもちろん伊武さん。で、セキュリティ対策やら諸々のアップデートもされていなくて、「それっきりで大丈夫?」「えっ?だめなの?」「NTT西日本なら…」「任せてみるか!」とまぁブランド力のある大手企業らしくあっさりと任せてもらえちゃいます。

5年間もの間、お客様を放っておいたNTT西日本を酷いと思うか?はたまた、5年もの間なぁんの不具合も出ないITを最初に導入していたNTT西日本を凄いと思うか?は意見が分かれるところではあると思いますが、僕個人的には5年もの間、何の不満や不具合もなかったITって、そもそも使われてたの?って思わなくもないです。

前回のブログでは、「中小零細企業と中小零細IT企業に接点がなく、信頼を得るに至っていない。」と書いたのですが、今回は、んじゃ、それは何故?という事を考えてみたいと思います。

結論を先に言ってしまうと、「システム発注側、システム受注側、それぞれが必要とする階層同士のつながりがない。」
という事に尽きると思うのです。

システム発注側を見ると、日本では製造業が多く、大手の製品メーカーの下に元請け/下請け/孫請け/n次請け・・・と専門に特化した中小の零細企業がピラミッド型に裾野を広げて連なっていて、その裾野の末端に行くほどIT化が遅れていると言えます。

これは、n次請けの企業は、(n-1)次請けの方を向いて仕事をしているという事であり、設備投資やIT化に関しても、(n-1)次請けの意向に添うようにすすめられるのが一般的のようです。

IT化に関して言うと、これでは(n-1)次請けのシステムに準拠したシステムの導入となって、n次請けにとっては、無駄に高機能で大規模(=高額な)なシステムを導入する事につながってしまいます。
(独自で進めるだけのツテもノウハウも、また調べるだけの時間もないのだから致し方ないのですが・・・)

翻ってシステム開発会社側を見てみても状況は同じです。
つまり、大手のシステム開発会社がパッケージのシステムや受託開発案件を受注し、実際の構築やプログラミングは下請け/孫請け n次請けが請け負います。
実際の作業は安い労働力で作られているにも関わらず、業界の構造で最終製品は結構な価格になってしまうという図式です。

零細システム開発会社にしても、得意の分野の仕事に特化して、安定して仕事を受注できるにこしたことはないので、(n-1)次請けからの仕事が中心になり、どんな案件に行き当たるかわからないリスクを負っての新規開拓にはなかなか本腰が入りません。

このように、発注側/受注側の間に多くの余分な階層を挟んでしまっている事が、双方にとって不幸な循環を生んでいるように思うのです。

このシステム発注側とシステム受注側の裾野/階層同士を結びつける方法をなんとか見つけたいと思うのですが・・・。

まずはシステム受注側が裾野(零細企業)同士の結びつきを広げ密にする事。(このことで様々な要件の案件に対応することができるようになります)
その上で、発注側の 口コミや紹介一つひとつに成果を上げて信頼を勝ち取って行くこと。(このことで色々な業界や階層に食い込んで行くことができます)
それが唯一の方法なのかな、と思う今日この頃なのです。

 

 

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中小零細企業のIT化が進まない理由 / 2012年1月29日

「日本の中小零細企業のIT化がなかなか進まない」ということが言われてそれはそれは久しくなるけれど、今も状況は遅々として進んでいないように見える。

中小零細企業のIT化が進まない理由は、クラウドか?パッケージか?独自開発か?といったサービスの形態ではなく、何をIT化するか?というドメインの問題でもなく、コストでさえないと考えている。

では、何が原因か?
僕の感覚では、「中小零細企業(の幹部クラス)とIT企業との間に 接点がない」事につきる。と、思うのだ。

別の言い方をすれば、「中小零細企業(の幹部クラス)には、ITに関して興味も信用もない。」と言ってもいいと思う。

IT化した姿は、企業の経営陣である団塊の世代以上の年齢の人には、製造機械を導入するのとは違ってなかなか具体的な絵として想像しにくい。
効率化で得られる経済的なメリットも、IT企業の営業が数値を見せても、売らんがなの営業トークと思われてしまうのがオチである。

以前、NTT西日本が「電話からネットワーク、社内のシステムまで相談にのります」という伊武雅刀さんが出ているCMを流していたが、このCMはまさに電話やファックスという目に見えるサービスをIT化の糸口として、NTTという会社のブランド(信用)で中小企業のIT化を請け負おうとしたものと言える。

そのCMの効果がどうだったのかは知らないが、IT側から中小企業へのアプローチとしては、とてもわかりやすかったのではないか、と思っている。

しかし、いかんせんNTTである。
NTT自体に中小企業のIT化をサポート(実際にヒアリングし、プログラムを設計/構築/テスト/運用)する人員がいるわけではない。
すべて関連会社やその下請け/孫請けの会社へまわされる。

ただでさえNTTのような大企業は利幅の大きな取引しかしないのに、中小企業の発注するような小さな案件が関連会社や下請け孫請けに付け回されたのでは、割高なものとなり、費用対効果でいいシステムとは言いがたいものになってしまう。

本来であれは、事業規模が小さい中小企業は、同様に事業規模が小さく、フットワークの軽い中小のIT企業と組む事で、事業規模に応じたシステムの開発を適正な価格で行うことができるのだと思う。

しかし、このIT化したい(すべき)中小企業と、中小規模のIT企業の間には、問い合わせてみようという窓口も、話を聞いてみようという興味も、任せてみようという信用もないのだ。

その接点をどうしたら築くことができるのか?
その方法がまだ見えないのだけれど、今年はこの接点づくりに取り組みたいと考えている。

 

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「梅棹忠夫 語る」読了 / 2012年1月16日

小山 修三氏による「梅棹忠夫 語る」(日経プレミアシリーズ)を読了。

梅棹忠夫氏に小山氏がインタビューしたものをまとめた本です。

インタビューというかたちを採っていることもあってか、言葉が平易でとても読みやすく、最後まで一気に読めてしまいます。
しかし、その内容は非常に濃くて、梅棹氏の洞察の深さ、鋭さを十二分に感じることができます。

またその発想や手法は、今の自分たちがパソコンやネットを使う上での使用方法や対峙のしかたまでを指し示しているかのように感じます。

惜しむらくは、梅棹氏がITの活用に関して、具体的な言及を残さないまま他界された事じゃないでしょうか。

武士道を武家の権威主義と切り捨て、明治以降のインテリジェンスをその流れをひいたインテリ道と呼んで毛嫌いした話は、コンピュータを一般の人にも使えるように、とパソコンを発明したスティーブ・ジョブスになぞらえてしまうのは、Macユーザーのひいき目でしょうか?

Macなどのパソコン、iPhoneやiPadなどのコンシューマ向けのモバイルデバイスで、Evernoteなどのクラウドサービスを使う現在のITを、梅棹氏ならどのように活用したのか?ぜひとも聞いてみたいと感じました。

続いて、梅棹氏の「知的生産の技術」を読み始めることにします。


 

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団塊の世代とiPad / 2012年1月14日

おつきあいいただいている会社の社長さん(60代)が、僕がiPhoneを使っている見て興味を持たれ、購入したのが去年の春の事。

これが結構おもしろかったようで、あれこれアプリをダウンロードして、色々チャレンジされていました。
(まぁ、その間はひっきりなしに質問の電話が続いたのですが、その事自体も僕自身楽しくうれしい体験をさせていただきました)

昨年11月にはソフトバンクのアレソレコレキャンペーンを利用して、iPad2まで買ってしまったのですが、これがまた更におもしろかったようで、「これからはこれの時代やな!もうパソコンはいらんようになるかも知れん。」「これ(iPad)に置き換わって行くように思うわ。」「うちの会社のシステムも、これを前提に考えた方がええな」と、興奮気味にまくしたてられてしまいました。

手前味噌になるかもですが、僕がサポートを始めた当初は、「わし、パソコン嫌いやねん。」「本を読んでも何を書いてあるのかわからん。」「パソコンはすぐに古くなって、入れ替えばっかりで無駄な金がっかり使わされる」と言ってた社長が、です。

年始早々には、電波の届きにくかった社長室とご自宅に無線LANの中継局を増設し、AirPrint対応のプリンターの設置を仰せつかりました。(ありがたい事です)
また、売上日報などのレポート類をiPadでリアルタイムに見ることができるプログラムも現在開発中です。

年配の方にパソコンアレルギーが有るのは事実ですが、その原因は、そのアレルギーを取り除く努力がIT業界側に足りなかっただけだと思います。

適切なツールときっかけさえ有れば、年齢など関係なくITが実現する利便性を享受できます。
生活を、仕事を、効率的に楽しく楽にすることができます。

そんなツールの紹介ときっかけづくりの機会を、仕事としてもっともっと作って行きたいと思うのです。

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iPhoneのデータ移行 / 2012年1月13日

先日、お客様から「iPhone4を落っことしてしまった!」とのSOS電話をいただきました。
ちょっと遠方のお客様だったので、とりあえず「ソフトバンクショップで破損の程度を確認してもらってください」とお答えして、昨日、フォローの訪問をしてきました。

ソフトバンクショップで相談されたところ、下記のような要件で、新しいiPhone4sに買い替えられたそうです。

  • 操作するのに怪我をする恐れがること
  • 内部機器の損傷の可能性もあること
  • 修理の場合、日数がかかること(iPhoneの場合、アップルでの修理となります)
  • 修理費用もそこそこかかりそうなこと(AppleCareには未加入であった)

iPhone、iPadなどのアップル製品の修理はアップルへ持ち込んでの作業となるので、通常の携帯電話のように窓口に全部おまかせとは行かないのが、ちょっと敷居が高く感じるところかも知れません。
実際にアップルストアに相談に行くにしても、事前にジーニアスの予約が必要だったりするところが、お気軽ではなかったりします。
また、アップルストアのスタッフのノリが、いわゆる大阪のベタベタなノリとは全然違うので、なじめないという方もいらっしゃいます。

話がそれましたが、破損したiPhoneはこういう状態。
画面全体にヒビが走っています。
破損したiPhone

角っこを強打したようで、よく見ると一部のガラスが掛け落ちてきています。
破損したiPhone

今回は、新しく購入したiPhone4sに、元のiPhone4のデータを復元し、すぐに使えるようにするのが私のミッション。
これを機会に、iCloudで同期もバックアップも自動化して、メンテナンスの手間の低減も一緒に図ることにします。

まず、落っことしたiPhoneの状況を確認します。

幸い、元のiPhone4は電源が入り、パソコンとの同期も問題なくできるようだったので、iPhoneのデータをiTunesを使ってパソコンにバックアップを取っておきます。

次にiCloud導入にあたって、パソコン(Mac)のOSのバージョンが古いので、最新のLionにバージョンアップします。 (3.5Gbほどをダウンロードする必要もあり、バージョンアップには全体で1時間程度かかります)

OSのバージョンアップが終わったら、新OSに対応したアプリケーションのバージョンアップを行います。(この辺りの操作は、Macがほぼ自動でやってくれます)

ここまで準備ができたら、先に取っておいた落っことしたiPhoneのバックアップデータを使ってiPhone4sを復元します。
この復元にかかる時間は、(バックアップされているデータの量によりますが)ほんの数分。

インストールしてあったアプリから、メールの設定まで、ワンタッチで復元されます。
※但し、メールのパスワード等、一部て入力が必要な項目もあります。

最後に、MacとiPhone4s双方のiCloudの設定を行って作業は終了。
カレンダー、連絡先に加えて、フォトストリームも設定したので、MacとUSB接続する手間を省くことができるようになりました。

今回は、OSのバージョンアップで時間がかかってしまいましたが、復元だけなら準備を含めて30分もあればできてしまいます。

もちろん、落としたり壊したりしないのがいいのですが、万が一落として壊れてしまっても、パソコンとのシンクやiCloudでのバックアップが標準でついてくるiPhoneやiPadは、安心です。

ちなみにこのお客様は、「もう2度と落とさないように」と、ストラップが付けられるケースを購入されていました。
iPhone4s
「なんにも付けずに使うのがかっこいいのはわかってるだけど・・・」と、かなり悔しそうなご様子でした。

 

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