頭の中はこんなもんです。
iPhoneのデータ移行 / 2012年1月13日
先日、お客様から「iPhone4を落っことしてしまった!」とのSOS電話をいただきました。
ちょっと遠方のお客様だったので、とりあえず「ソフトバンクショップで破損の程度を確認してもらってください」とお答えして、昨日、フォローの訪問をしてきました。
ソフトバンクショップで相談されたところ、下記のような要件で、新しいiPhone4sに買い替えられたそうです。
- 操作するのに怪我をする恐れがること
- 内部機器の損傷の可能性もあること
- 修理の場合、日数がかかること(iPhoneの場合、アップルでの修理となります)
- 修理費用もそこそこかかりそうなこと(AppleCareには未加入であった)
iPhone、iPadなどのアップル製品の修理はアップルへ持ち込んでの作業となるので、通常の携帯電話のように窓口に全部おまかせとは行かないのが、ちょっと敷居が高く感じるところかも知れません。
実際にアップルストアに相談に行くにしても、事前にジーニアスの予約が必要だったりするところが、お気軽ではなかったりします。
また、アップルストアのスタッフのノリが、いわゆる大阪のベタベタなノリとは全然違うので、なじめないという方もいらっしゃいます。
話がそれましたが、破損したiPhoneはこういう状態。
画面全体にヒビが走っています。
角っこを強打したようで、よく見ると一部のガラスが掛け落ちてきています。
今回は、新しく購入したiPhone4sに、元のiPhone4のデータを復元し、すぐに使えるようにするのが私のミッション。
これを機会に、iCloudで同期もバックアップも自動化して、メンテナンスの手間の低減も一緒に図ることにします。
まず、落っことしたiPhoneの状況を確認します。
幸い、元のiPhone4は電源が入り、パソコンとの同期も問題なくできるようだったので、iPhoneのデータをiTunesを使ってパソコンにバックアップを取っておきます。
次にiCloud導入にあたって、パソコン(Mac)のOSのバージョンが古いので、最新のLionにバージョンアップします。 (3.5Gbほどをダウンロードする必要もあり、バージョンアップには全体で1時間程度かかります)
OSのバージョンアップが終わったら、新OSに対応したアプリケーションのバージョンアップを行います。(この辺りの操作は、Macがほぼ自動でやってくれます)
ここまで準備ができたら、先に取っておいた落っことしたiPhoneのバックアップデータを使ってiPhone4sを復元します。
この復元にかかる時間は、(バックアップされているデータの量によりますが)ほんの数分。
インストールしてあったアプリから、メールの設定まで、ワンタッチで復元されます。
※但し、メールのパスワード等、一部て入力が必要な項目もあります。
最後に、MacとiPhone4s双方のiCloudの設定を行って作業は終了。
カレンダー、連絡先に加えて、フォトストリームも設定したので、MacとUSB接続する手間を省くことができるようになりました。
今回は、OSのバージョンアップで時間がかかってしまいましたが、復元だけなら準備を含めて30分もあればできてしまいます。
もちろん、落としたり壊したりしないのがいいのですが、万が一落として壊れてしまっても、パソコンとのシンクやiCloudでのバックアップが標準でついてくるiPhoneやiPadは、安心です。
ちなみにこのお客様は、「もう2度と落とさないように」と、ストラップが付けられるケースを購入されていました。
「なんにも付けずに使うのがかっこいいのはわかってるだけど・・・」と、かなり悔しそうなご様子でした。