頭の中はこんなもんです。


僕はスティーブ・ジョブスに関する本を読んだことがない。 / 2011年10月10日

思い返してみると、僕はスティーブ・ジョブスに関するいわゆる伝記っぽい本を読んだことがない。

彼のプレゼンやインタビューを漏らさず聞きたいとも思ってきたし、 昔は雑誌、今はネットで彼の言葉を追い続けてきたのに・・・だ。

で、考えてみると、僕は彼の言葉そのものや、彼が生み出したプロダクトに惹かれているのであって、誰かの解説やフィルターを通したスティーブ・ジョブスの解釈にはあまり魅力を感じないようだ。

渋谷陽一氏は『メディアとしてのロックンロール』で「デビッド・ボウイと十年連れ添った奥さんよりも、かれのアルバムを三十分聞き込んだオレのほうがかれのことがよくわかるのだ」と言われたそうだが、それと同じように、「解説を通じて彼を知るよりも、Macに、iPhoneに日々接している僕の方がよっぽど彼のことがわかるのだ」と思う。

彼が生み出したプロダクトには、一人ひとりの生活や人生(英語で言うLifeですな)と向き合う、そういうデザインがあったように思うのです。

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ありがとう。スティーブ・ジョブス。 / 2011年10月7日

Appleの創業者で元CEO、スティーブ・ジョブズが亡くなりました。
ただの一アップルユーザーでしかない僕ですが、やはりショックです。

最初は友人が持っていたSE30に憧れて、悩みに悩んではじめて買ったパソコンがCentris 610。
1993年のことです。
その後、ロジックボードアップグレードでPower Macintosh 6100/60AVにアップグレードして、2004年頃まで現役で働いてくれました。
それ以外にも、Powerbook DUO 230、PowerBook DUO 2300c、LC520、Newton MessagePad 130、初代iMac×2、PowerBook G4、MacBook、現行iMac・・・と、僕のMac歴は途切れることなく続いています。(中古で手に入れたSE30も持ってるし、MagicCapなんてのもあったなぁ)
こうやって振り返ってみると、結構貢いでますね(笑。

この購入歴の途中からは、アップル製品の販売やサポートをして稼いだお金で購入していたわけで、僕の人生に大きく影響を与えられたことに間違いありません。

んじゃ、Apple製品が好きってこと?っていうとこれがそれだけでもなくて、当時勤めていた会社で、ワークステーションの選定をしなきゃいけない時に「これがいい!」と目をつけたのが(採用されなかったけど)NeXTSTEPのマシンだったり、とても惹かれたショートムービーがPixarのアニメーションだったり・・・。
当初はどちらもスティーブ・ジョブスの手がけた会社だと知らなかったので、あとで知った時には勝手に縁を感じました。

僕が彼に一番近づけたのは、東京の幕張で開かれたMacWorld Expoで、基調公演後、展示会場のAppleブースに現れたジョブス氏の背中をポンポン!と叩いた時です。
(今思うと大変失礼なことをしたなぁと反省しています。)

彼と直接話したことはないけれど、直接姿を見たこともMacWorldとWWDCの2回だけしかないけれど、彼が生み出したプロダクトは、僕にとって特別でした。
彼がいなければ、僕は今の仕事をしていることはなかったでしょう。

彼は世界を変えるついでに僕の人生も変えてくれたわけで、 The Beatlesに間に合わなかった世代の人間として、彼と同じ時代に生まれ、一人の人間のキャラクターが世界を変える過程を目の当たりにできたことを幸運に思います。

そして、Appleを僕に教えてくれた野田さんをはじめ、今の僕にいろいろな影響を与えてくれたすべての人々にも、改めて感謝します。

ありがとう、スティーブ・ジョブス。

それにしてもあまりに早い・・・。
残念でなりません。

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iPad、中期的にはあんまり売れないのじゃないか? / 2010年5月15日

今までiPadについて「すごくよさそう!」と喧伝していたのですが、ふと、「あんまり売れないんじゃないか?」という思いにとらわれてきました。

そりゃ今までのWindowsベースのタブレットPCやAmazonのKindleなんかよりはずっと売れるとは思います。
が、iPodのように爆発的になおかつ継続しては売れないのではないか?と思うようになってきています。

その理由は色々あるのですが、1つは、iPadそれ単体ではアクティベートもできず、使うことができないこと。これではユーザーの裾野の広がりに限界があるように思われます。
そしてもう1つは、Appleが商品の発表の際に、「製品のポートフォリオの位置づけで商品を説明をする時は売れない」ジレンマがあるように思うのです。

このジレンマは、過去の商品で言うと、G4 Cube、Apple TV などに当てはまると思うのですが、
今回、ジョブスは iPad が「MacBook と iPhone/iPod Touch の間を埋めるスクリーン」と説明しています。
これはApple社の製品ポートフォリオの話であって、ユーザーの求める物とは関係ありません。
そういうユーザーの潜在的な不満やニーズに応えたものではないものが爆発的に継続して売れるのかな?と思うわけです。

なので、iPad は売り出し直後にマニアックな人に向けてドッカーン!と売れた後は、結構すぐに販売台数は頭打ちになってしまうと予測するわけです。
で、他社からiPadに触発されて発売されるであろうタブレットPCやAmazonのKindleがもっと普及した後に、第2世代、第3世代の iPad がそれらの使い勝手を画期的に凌駕するインターフェースで発売された時に、初めて爆発的に売れるのではないか?と予測するのでありました。

前にも書きましたが、Apple は体験を売りにしている会社です。
MP3ミュージックプレーヤーや電話といった既に普及して、ほとんどの人が「こういうもんだよ」と当たり前に思っているものに、ユーザーインターフェースや質感で新しい体験を提供するところにAppleの真骨頂があるように思います。
しかし、iPad はユーザー側にそういった不満も期待もないところを商品のコンセプトにしています。
なので、今回はマニアのおもちゃ程度にしか売れないように思うのです。
(もちろん各業界に与える影響は絶大だとは思っています)

もし、今の段階で iPad が爆発的になおかつ継続して売れるのであれば、それは今までのタブレットPCや Kindle にもの足りなさを感じている人々が、僕の想像を遥かに超えてたくさん居たということだと思いますが、はたしてどうでしょうか。

iPad は、短期的にはヒットするけれど、中期的には息切れする。
継続して売れるのは、他社から同カテゴリの製品が多く出回って、このカテゴリの製品がコンシューマ市場に認知された後になる。
というのが現段階の僕の予測です。

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宝くじ売場で / 2010年1月7日

先日、天神橋筋商店街にある宝くじ売場でloto6を買った。

一口だけしか買わなかったのだけど、お店のお姉さんが「当たりますように」って言ってくれて、すごくうれしい気分にさせてもらった。

そりゃどこまで気持ちがこもってるかなんてわからないけれど、ちょっとした一言でこんなに気分が良くなるんだと、改めて気づかされた。

またここで買おうなんて思ってしまうのだもの。
自分の単純さを差し引いても言葉の力って、ちょっとした気遣いの力ってすごいと思うのです。

仕事でもプライベートでも気遣いを忘れずに良い言葉で周りの人を気分よくさせたいものです。

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初詣 / 2010年1月5日

初詣は、願い事をするために行くもんじゃない。
無事お正月を迎えることができたお礼をしにいくもんなんだ。

と、ある人が教えてくれた。

ふむ。そうだよな。
ほとんど年に一度しか柏手も打たない人間が、その時だけ信心して願い事なんていうのは、おこがましいにもほどがある。

まずは、今無事に生きていることに感謝。

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糸川燿史 映像 × 写真 LIVE / 2009年11月5日

糸川燿史さんは、大ベテランの写真家さん。
最近は写真だけでなく、映画にもチャレンジされているマルチなタレントの持ち主です。

Macユーザーでもある糸川さんとは、僕が以前Macのサポートエンジニアをしていた関係で、トラブル時の対応のお手伝いさせていただいています。

スタジオに伺うと、いつもニコニコ気さくに話していただいて、サポートそっちのけでお話に聞き入ってしまう程おもしろいお話がどんどん飛び出す、それはそれは楽しい方であります。

そんな糸川さんが、2009年11月29日に「映像 × 写真 LIVE」というイベントを開催されるのでご紹介します。

日時:2009年11月29日(日)
時間:(1) PM 2:00〜 (2) PM 5:00〜
場所:天満天六 音太小屋
料金:1,500円(前売/当日共)
映像作品上映:
・レモンセッケン3「川止め」新作初公開!
・レモンセッケン1(改訂版)アンチロマンの幻影再び!
写真作品上映:
・CDジャケット、ポートレイトなどの最新作と撮影エピソード
お問い合わせ:
・音太小屋/06-6353-6985
・イトカワスタジオ/06-6443-5025

ぜひぜひ、ご覧になってみてください。

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通りに面した窓があれば・・・ / 2009年11月4日

漫才コンビ、ハイヒールのネタだったと思うのですが、「大阪のおばはんは、通りに面した窓があったらたこ焼き屋をやる」と言うのがありました。

確かに、大阪の下町にあるたこ焼き屋さんには、いかにも「そこに窓があったから始めた」ような、お気軽なお店がわんさとあります。

でも、そういうお店にこそめちゃくちゃ美味しいお店があったりするわけです。

いま、低価格のECショップのサービスを始めようと考えている僕のバックボーンには、大阪のそういう風土が影響してるのかもしれません。

ネットショップというと、月商1000万円超えだとか、何万個の販売だとか、そういうのを目指す記事や書籍ばかりです。
もちろんそれが悪いとは言いません。商売なんですから、売上を大きくしようとする事は至極当然です。

ただ、それを目指すために初期費用が数百万円。毎月の広告費がこれまた数百万円。というのばかりなのを見てると、それってどうよ!?と、思ってしまいます。

数万円の売上でも採算が取れる。そんな規模から始めてみる手だてがあっていいように思うのです。

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